NCVIEW Ver13

 

NCVIEW_Ver.13リリース内容のご案内です




項目
  1. NCVIEW13.0に搭載された新しい機能
  2. NCVIEW13.0で追加された機械定義コマンド
  3. NCVIEW13.0動作環境




new 1. NCVIEW13.0に搭載された新しい機能
1) 標準ワーク種類を拡張しました。


2) セーフモニターβ版を搭載しました。
干渉直前からの動作を観察できるように干渉発生前のブロックに戻って再実行できます(β版MULTAXwatch/SOLIDwatchのバッチ限定です)。これまでバッチ実行中に発生した干渉を再現する場合、NCVIEWを起動してNCデータを最初から実行し干渉が発生するブロックまで長い時間待たないといけませんでしたが、セーフモニター機能を使用することで、チェックしたい干渉ブロックの直前まで瞬時に再現します。


再現してから、シングルブロック送りまたは連続送りをして干渉を確認することができます。

3) VM構造物干渉検出機能の高速化を行いました。
VirtualMachine構造物干渉検出機能が高速化されました。特にワークを囲うような機構(下図)を有する機械について、従来よりも高速に干渉を検出する事が可能となりました。


[処理時間参考計測値(計測環境:Celeron2.4GHz 512MB RAM)]
5軸機械のテストデータ(切削無・干渉無)にて
1. 従来:93.59秒 ⇒ V13:3.4秒
2. 従来:750.5秒 ⇒ V13:14.2秒
注)上記参考値に切削処理及びワーク干渉検出処理等は含まれていません。

4) MSF(VM機械構造物ファイル)の暗号化をサポートしました。
VirtualMachine構造物に使用するSTLファイルの暗号化に対応しました。STLファイルをNCVIEWでのみ復号可能なファイルに変換します。構造物に使用するSTLファイルには拡張子(.stl)を必ず付加して下さい。この暗号化はNCVIEWに使用するSTLファイルの外部漏洩を防ぎ機密性向上を図るプロテクションです。
※V13R0時点では機械構造物のみを対象とします。暗号化されたSTLをワーク外部ファイルのような他の用途には使用する事ができません。

5) 切削体積検証機能を切削距離からも検証できるように拡張しました(グラフ表示、CSV出力情報)。(SOLIDwatch/TURNwatch) 

6) ホルダ定義数を拡張しました。(MULTAXwatch/SOLIDwatch)
99999999個定義可能です。

7) FactoryManager(大昭和精機株式会社殿工具管理ソフトウェア)からの連動使用をサポートしました。

8) ハイデンハインNCに対応しました。    

9) ユーザー定義工具の入力点数拡張を行いました。
ミリング工具の場合「42」点、バイト工具の場合「45」点まで入力できます。

10) プロジェクトの設定ダイアログに“リセット時、切削履歴もリセットする”機能を追加しました。【サポート受付番号 200602001】
機能を有効にすると、リセットボタンをクリックしたときに切削履歴もリセットします。

11) プロジェクトの設定ダイアログに“REWIND_STOP以降シミュレーションしない”機能を追加しました。   
機能を有効にすると、機械定義ファイルにREWIND_STOPで指定されたコード実行後、シングルブロック送り・連続送りをクリックしてもそれ以降のプログラムを実行しないようにします。

12) 加工設定ダイアログの“工具径・工具長補正する”、“ソリッド切削する”、“工具・ホルダ干渉チェックを行う”に「常にON」機能を追加しました。【サポート受付番号 200508028】
機能を有効にすると、ツールバー上の各ON/OFFボタンは常にONになり、ボタンをクリックしてもOFFにすることができなくなります(誤操作を防止します)。

13) マクロデバッガウィンドウを開いた状態でNCVIEWを終了し、再度NCVIEW起動したときにマクロデバッガウィンドウも再現するようにしました。  

14) ドウェル指令アドレス「U」に対応しました。【サポート受付番号 200607021】
「U」で指令する場合は少数点指令が有効になります。

15) ビュー操作をキーボードで行えるようになりました。
・回転 「Ctrl」+「↑」「→」「↓」「←」
・スクロール 「Ctrl」+「Shift」+「↑」「→」「↓」「←」
・拡大縮小 「Shift」+「↑」「↓」
・フィット 「Shift」+「←」
・平面切替 「Shift」+「→」

new 2.NCVIEW13.0で追加された機械定義コマンド
−機械定義コマンド
●ARC_YASNAC(YASNACアーク指令Gコード)クタ[INTEGREXシリーズ])

3.NCVIEW13.0動作環境
PC版 機種(括弧内はサポートしているOS) DOS/V系(WindowsNT4.0/2000/XP)
メモリ 48MB以上(推奨256MB以上)
ディスクエリア 20MB以上
グラフィック 解像度1024×768ドット以上
同時65,000色表現(VRAM2MB)以上


note: NCVIEW13.0リリースノートにはNCVIEW12.0以降に新しく追加された機能、修正された内容が記載されています

 

 

     


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